【ゆる登山】立山室堂で休日をゆったり過ごす

登る
DCIM100GOPROGOPR3913.JPG

2022年7月中旬、私は北アルプスの大人気観光地立山を訪れ、山キャンプ&ゆる登山で週末の二日間をまったり過ごしてきました!

感想を言うともう本当に最高で、多くの人にこの体験を共有したいと思い、記事を書くことにしました。

また立山での登山は電車やバスなどを乗り継いで標高2450mまで行けてしまうので「キャンプは好きだけど登山は厳しそう。」って思っている方や、「登山してみたいけど長時間登りきれるか不安」という方にとってちょうどいいレベルで、かつ最高の体験ができると思います。

この記事を読んで少しでも多くの人が幸せな時間を立山で過ごしてくれたら嬉しいです。

いざ立山へ!

私はとある土日で立山を訪れました。土曜の朝、起きてどうやって休日を過ごすか考えていたところ、天気も良かったので立山に行こうと思いつき、富山駅を13時頃に出発する立山行きの電車に乗りました。電車の中には同じように登山用の格好をした方がたくさんいました。電車に揺られること約1時間で立山駅に到着し、駅の外に出て立山黒部アルペンルートのチケット窓口に並びました。昼過ぎという時間もあってか、それほど長時間並ぶこと無く、5分ほどで購入できました。

  • 立山~室堂(往復)¥6,320(大人一人)
  • 立山~室堂(往復)¥3,160(小人一人)
立山駅(立山黒部アルペンルート切符売り場)

ケーブルカーは発車時刻のダイヤが決まっているので、その時間まで待ちます。15分ほど待つとケーブルカーの搭乗案内が場内に流れ、いよいよ乗車です。ホームで待っていると、ケーブルカーが上から降りてきました。急斜面を走る電車のような乗り物、ケーブルカーを見るのは実は私は人生で初めてでした。隣にいた小学生くらいの子が興味津々で写真をとっていて、大興奮。私もテンションが上がっちゃいました(笑)

ほんの7分ほどで美女平駅に到着。バスの発車時刻を確認し、30分ほど余裕があったのでベンチで少し休憩します。美女平には休憩用のベンチと自動販売機、お手洗いがありました。ベンチはたくさんありましたが、混雑時は足りないかも知れないなーと思うくらいの量です。

さて定刻通りバスに乗車しました。富山駅からそうだったのですが、このときは曇り。まだ何も景色は楽しめていません。バスに乗ったときも今にも雨が降り出しそうな感じ。。不安です笑 でも、登山指数はずっとAなので、晴れてくるはず!

美女平にて高原バスへ乗り継ぎ

バスは音声ガイド付きで、林道を進みながらたくさんの見所を紹介してくれました。途中出てくる大きな杉の木は圧巻でした。バスは一時停止してくれるので、じっくり見ることができます。その後にも天気が良ければ称名滝が見えるところがあります。ここでも一時停止してくれるようですが、私が乗ったときはガスっていて見えなかったので残念ながらスルーです(T-T) 杉の木も称名滝も向かって左側に見えてくるので、空いていたら左側の座席に乗車することをおすすめします。

標高を上げながら暫くすると、森林限界を超え見通しがかなり良くなります。山の上では7月下旬にさしかかっているにもかかわらず、まだ雪が残っていて雪渓を成していました。本当にここが夏の日本かと疑いたくなるような景色が広がっていました。異世界の景色に心奪われていましたが、気がつくとガスが抜けてきました!これは室堂での天気にも期待が膨らみます!もうワクワクがとまりません。

天狗平(室堂平の若干手前)天気が良くなってきています!

室堂到着~雷鳥沢へ

午後4時頃、室堂に到着しました。バス停から建物の屋上に向かい、外に出るとそこに広がる景色は感動物です。私もですが、他の方々も「わー」と口に出して感動されていました。天気は晴れ、立山連峰がはっきりと見渡せ、奥大日岳など他の山々をはっきりと見ることができました。この景色を見るためだけでも室堂にいく価値ありです!室堂には立山ホテルという豪華な宿泊施設もあるので、いつか泊まってみたいなと思いました。

室堂平バス停すぐのと写真スポット(左奥のガスで少し隠れている山が立山三山の一つ、雄山)

室堂で少し写真撮影をして雷鳥沢に向かって歩き始めます。雷鳥沢までの道は石畳やモルタルなどで舗装されており、歩きやすいです。入山されない方でしたら、普通のスニーカーでも十分だと思います。登山靴をお持ちでない方にもちょうどいいハイキングコースです。

途中、ミクリヶ池や地獄谷などの見所を見ながら歩みを進めると、一時間ほどで雷鳥沢のキャンプ場が見えてきました。私のスタートが遅かったのもありますが、既に多くのテントが並んでおり、各々キャンプを楽しんでいる様子でした。友達同士でキャンプ目的に雷鳥沢というのもいつかはやってみたいなと思います笑

雷鳥沢キャンプ場

雷鳥沢キャンプ場

管理場に行き、野営場利用料1000円を支払い(大人一人一泊料金)、テントサイトを探します。テントをはる場所は範囲内であれば自由ですので、空いているところを探します。土曜かつ時間が遅かったのもあり、けっこう埋まっちゃっていました笑 それでもまだテントを張れる場所は残っていましたので、場所が無くなる心配は無いのかなと思います。

雷鳥沢キャンプ場(奥に見えるのは別山)

さて既に夕方の17時なので急いでテント設営します。私は去年購入したモンベルのステラリッジテント2型です。とても軽くコンパクトに持ち運べる上、設営方法が容易です。まだ3回くらいしか張ったことない初心者ですが、既に15分もあれば設営できるようになりました。

テント設営後は夕食を作ってゆったりと過ごします。SOYJOYをかじりながら湯を沸かします。今回は尾西食品のドライカレーを持参したのでこれをいただきます。お湯を注いで15分で完成!インスタント飯とは思えないおいしさです。立山連峰の景色を堪能しながら食べれるご飯は最高!本当に幸せです。

夜ご飯

ご飯を食べていると少し曇ってきて日も沈んできました。星空を期待していたけどちょっと厳しいかな?日が沈むと気温も一気に下がります。先ほどまでは半袖一枚で過ごせていたのに、ダウンが必要なほどです。やはり山の上の気候の変化には要注意ですね。。この日は早く寝ることにしました!

夜は8時くらいに寝たということもあり、朝二時くらいに目が覚めました。すると周りが少しざわざわしていることに気がつき、テントの外に出てみると感動の景色が広がっていました。もう圧巻です。今までの人生で見てきた星空の中で間違いなくナンバーワンの星空でした。

別山アタック

今回は「雷鳥沢でゆっくりする」予定でしたが、朝急遽変更しました。その理由は天気です。日の出の少し前の時間に起きて空を見ると快晴でした。山の向こうから徐々に日がのぞいてきており、もうそこに登らずにはいられません。

朝4時半頃の雷鳥沢、別山に登れば最高の景色が待ってる!

雷鳥沢から一番近い山別山までは山地図によるとおよそ1時間半でつくとのことなので、水分と上着だけ持って別山アタックします!テントは置きっ放しで!

沢を渡り、すぐ雪渓が出てきます。こんな真夏に雪の上を歩くことになるなんて笑 そこからは淡々と登山道を登っていきます。特に危険を感じるような道では無く、歩きやすい道でした。ただ少し急登だなーと感じたので、ペース配分は重要です。

登山道に現れる雪渓

1時間ほど登ると尾根にある剣御前小舎に到着します。ここまでくると、周りの山々が見渡せます。目の前に立ちはだかる剱岳がドーンと立っていてめちゃくちゃかっこよかったです。剣をかなり近くで見れる大迫力の景色が待っているので、余裕のある方・登山靴をお持ちの方は別山アタックおすすめです!

剣御前小舎から見る剱岳

そこから別山までは30分もかからないくらいです。立山連邦や剱岳を見ながらの稜線歩きになるので、もう一瞬です。別山、正直あまり知らなかったですが、めちゃくちゃおすすめできるいい山です。写真だけ撮って、おなかもすいてきたことなので、雷鳥沢に戻ることにします。朝5時にキャンプ場を出発し、登り下りでかかった時間は2時間半ほどなので、山頂で少しゆっくりしたのに朝8時には戻ってこれました!お手軽登山でとてもいい運動になりました!

立山連峰(手前から真砂岳、富士ノ折立、大汝山、雄山)

キャンプサイトに戻ってからはコーヒーを淹れてまったりします。ゆっくりしながらスマホで周辺情報を調べていたら、ミクリが池の所に温泉があることに気づきました。9時から日帰り温泉の受付が始まると言うことなので、ちょうど良い!もう気分は温泉なのでさっさとテントを撤収し、向かうことにしました笑

ミクリが池温泉

どうやらこの温泉、日本で一番高いところにある温泉施設だそうです。たしかに、山の上で温泉に入れるなんて珍しいですよね!

浴室の広さも十分で、水洗場は7箇所ありシャンプー・ボディソープも備え付けてあります。立山登山に行かれる方は帰りに寄ることを全力でおすすめします!登山の疲れが吹き飛びます笑 室堂観光の方も、室堂から徒歩15分ほどで到着できる位置なので、是非寄ってみてください。

温泉施設は宿泊も可能なようで、昼間は喫茶・レストランも営業されていました!多くの方がソフトクリームを召し上がっておられて、絶対うまいやろなーと想いながらも、私はコーヒーを注文しました!山の上で温泉後に飲むコーヒー、最高です。旅の〆に最高の安らぎでした!これで下山することにします。(T-T)

ミクリが池温泉にて、コーヒーを淹れていただきました!温泉も気持ちよかった~

まとめ

今回は雷鳥沢でのキャンプ、別山登山、ミクリが池温泉を紹介してきましたが、他にも多くの魅力がありました。これから立山連峰の縦走や、剱岳アタックなどに挑戦したいなと思います。

この休日2日間、最高の経験ができましたし、いいリフレッシュになりました。立山室堂や来朝沢キャンプ場でまったりとした休日を過ごしてみてはいかがでしょうか。立山で休日を過ごすことをおすすめする最大の理由は、何よりも手軽さです。土曜の昼に富山駅を出発して日曜の昼には富山駅に戻れるような行程で、3,000m級の山上でキャンプができる。これは本当にすごい!

コメント

タイトルとURLをコピーしました