2024年4月13日、富山県にある金剛堂山に登ってきました。
残雪期の登山となり、雪山初心者の私は少し不安ながらも、ソロアタック。
期待以上の絶景で、これはもっと皆さんに知ってもらいたいと思い、記事にすることにしました。
栃谷登山口
午前8時頃、栃谷登山口前の駐車場に到着しました。
富山の中心地からは1時間半くらいで到着
既に10台ほどの車が駐車されてました。スペースとしてはけっこう余裕があるので、そこまで心配せずとも駐車は可能かと思います。
このときは残雪期ということもあってか、そこまで混んでいませんでした。
駐車スペースのすぐ横に登山口があります。
川に鉄骨が架かっているので、それを渡って登山スタートです。
川の水がとにかく透き通っていてきれいで、いきなり癒やされました。
歩き始めてすぐ、登山道が雪に覆われます。
所によっては雪が浅くなり始めてます。
いきなり沢沿いの高さがある道を歩行しますので、なるべく縁を歩かないように注意しながら歩きます。
片折岳
歩き始めて45分程までは、雪があったり無かったりを繰り返しつつ、ひたすら登ります。
急登というほどではないですが、山頂までを含めてこの区間が1番急です。
Tシャツ一枚で汗だくになりながら登りました笑
尾根に出てからは少しずつ景色が見えてきます。
ここから先はほとんど雪が残ってます。
ブナ林の中を歩くのはとても気持ちがよかったです。
トレースが残っていたのもありますが、特に迷うような場所も無く、順調に登れました。
スタートから2時間弱で「片折岳」(標高1,346m)に到着!
片折岳まで登ると、今回のお目当てである金剛堂山が姿を現しました!
ここから標高1,650mの金剛堂山までは1時間半程度。もう一踏ん張り!
片折岳~金剛堂山
少し下ってから一気に山頂まで登ります!
雪に足をとられることもあって、ここからがとてもしんどかった。
快晴なのは嬉しいですが、とても強い日差しと雪面からの照り返しによって、徐々に体力を奪われました。
水もたくさん飲みました。残雪期の登山は気温はそこまで高くなくても熱中症対策が必要だなと学びました。
山頂が近づくと見える絶景
山頂まで残り30分くらいのポイントでしょうか、向かって右側(西側)を見ると白山がかなり近くにそびえ立っていました!
迫力がすごく、思わず息をのみました。
さらに歩みを進めていくと北アルプスが東側に見えてきました。
山頂まであと少しのところ、急登で大変ですが、目線を上げれば絶景が広がっているので、その絶景を見るたびに不思議と疲れは吹き飛びます。
前を歩くペアの方も、感嘆の声があふれ出ていて、僕も自然とにやけが止まらず、この幸せな瞬間をかみしめていました。
金剛堂山山頂
出発から3時間半ほどで金剛堂山山頂に到着しました!
北アルプスの山々が一望できます。
立山・剱、槍・穂高まで、こんな大パノラマの特等席があったなんて。
事前に調べていた段階ではここまでの絶景が広がっていることを想像できませんでした。
金剛堂山には3つの峰が有り、前金剛~中金剛~奥金剛とあるのですが、上の写真は一等三角点がある前金剛です。
でも実は1番高いピークは中金剛(1,650m)です。
前金剛からは15分ほど歩けば着く場所にあります。
下の写真の右側に見えるのが中金剛、中金剛までの道のりは大雪原。開けていて、常に白山と北アルプスが眺められます。
左奥にうっすら見えるのは、御嶽山です。
中金剛で山ご飯!いつも通りの塩ラーメン
人生でこれ以上においしいと感じたことはあるだろうか。
天気も良く、昼になって気温もぐんぐん上がり、とても心地よく、いつまででも山頂に居られるような気がしました。
名残惜しいですが下山します。
下山は雪が朝より溶けていて、足が雪に何度もはまってしまいます。
気を付けつつ、ゆっくり下山しましたが、2時間と少しくらいで無事下山!
午後2時頃に登山口駐車場に到着しました。
約6時間の山行でした。
まとめ
金剛堂山は富山市の中心地から1時間半程度で登山口まで行ける山です。
立山や剱といった百名山の名峰が注目されがちですが、その山々を一望できる、本当に素晴らしい山です。
特に残雪期の登山では、一面に広がる大雪原、澄んだ空気、360度広がる北アルプスの大パノラマ、これほど素晴らしい山は他にないのではないかと思ってしまいます。
北陸にお住みの方、中部地方にお住まいの方、是非一度金剛堂山に登ってみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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