北アルプス縦走|大天井岳から常念岳

登る

中房温泉を起点に燕岳に登り、大天井岳の頂上直下にある大天荘でテント泊した私は、最高の秋晴れの中、常念岳への歩みを始めました。

この記事は中房温泉から燕岳、燕岳から大天井岳までの山行を記した山行記の続編です。よかったら過去記事ものぞいてみてください!↓↓

大天井岳から常念小屋へ

この縦走路ですが、こんなに歩いていて気持ちいい尾根道は他には無いのではないかと思うほど、とてもとてもおすすめの登山道です。尾根道なのでアップダウンは続きますが、ずっと登りや下りが続くわけではなく傾斜も緩いので、歩いていてとても気持ちがいいです。

右側には穂高連峰と槍ヶ岳を間近に見ることができます。

朝7時に大天荘を出発してからおよそ2時間半ほどで常念小屋に到着します。ここから常念岳山頂までは、1時間以上要する急登です。小屋の側にザックを置かせていただけるスペースがあるので、テントなどの入った重たいザックをお持ちの方はここでアタックザックに切り替えて山頂を目指すことをおすすめします!(小屋に戻ってこない行程の方は置いていけませんが‥)

常念小屋から常念岳へ

常念小屋から南側にそびえ立つのが常念岳で、すごく高く急に見えるなーと思っていたら、近くを通りかかったベテランの方が「見えている峰は偽ピークといって頂上はさらに上にあるよ」と教えていただきました。一ノ沢登山口から登ってこられた方や、長い縦走路を歩いてこられて方にとって、この登りは最後の試練だと思います。なかなか長く急な上り坂が待ち構えています。しかも見えているピークは頂上じゃないなんて。。メンタルが崩れそうになりました笑

偽ピークが過ぎてからは比較的緩斜面になります。最後の一踏ん張りを終えて、とうとう常念岳の山頂に到着しました。頂上からは尾根道でずっと見てきた穂高連峰がここでも変わらずに景色を彩ってくれます。写真撮影を済ませて、もう一度常念小屋に戻ります。

1時間ほどかけて常念小屋に戻り、昼ご飯をとることにします。常念小屋ではビーフシチューライス(\1200)と、おでん(\800)を欲張って注文しました(笑)暖かくてボリュームも多く、大満足です!!下山前のエネルギーチャージに最高です!

一ノ沢ルートで常念小屋から下山

下山は一ノ沢ルートで下山します。今回の山行は常念岳の北にある燕岳直下の登山口である中房温泉からスタートしたラウンドルートです。登りと下りで違うルートを歩めるのもラウンドルートの魅力ですね。ただ、下山した先に車が無いことはラウンドルートの欠点でもあります。今回は一ノ沢登山口にタクシーを呼ぶことにしました。常念小屋の辺りは電波がしっかりととおっているので、下山を始める前に電話で予約することをお勧めします。時間は、YAMAPで確認したところ3時間半くらい要すると確認できたので、余裕を持って4時間後の時間をタクシー会社さんに伝えました。

常念小屋から下り始めてすぐのところはかなり急な登山道でした。とある家族とすれちがいましたが、子どもたちがとてもしんどそうに急登を登っていましたました。最後にこんな急登があったら私もバテるわーと思いながら、「あと少しだよ」と声をかけると、にっこり笑って「こんにちは」と返してくれて、なんだかとてもいい気分になりました。それにしてもかなり小さく感じたけど、常念岳に登れるなんて屈強だなーと関心。

30分強、急登を下ると水の音が聞こえてきます。そこからは沢道になるので傾斜は緩くなります。ただここからがとても長く、3時間以上かかりました。2日間歩きまくった足腰はもうへとへとで、なかなかきつかったです笑

途中現れる標識を見て、あと3.5kmもあるの?小屋から半分も来てないじゃん!って思ったのを鮮明に思い出します笑

なんとか下山を終えた頃、時間を確認すると小屋から4時間近く経過しておりました。タクシーを呼ぶときに余裕をもっておいてよかった!タクシーに乗り込んで、この山行は終了です。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。北アルプス登山の様子が少しでも伝われば嬉しいです。また、これから登山を始めようと考えておられる方に是非伝えたいのは、「登山最高だよ!」という気持ちです。普段の生活では出会えないような景色を目にすることができ、非日常を感じられます。そして、身体は疲れるはずなのに、山登り後はとても清々しい気分になり、すっきりします。忙しい毎日を頑張って生きている中、たまには週末を山で過ごしてみてはいかがでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました