松本マラソン2023体験記【難コース|厳しいアップダウン】

走る

2023年11月12日(日)

長野県松本市で松本マラソンに挑戦してきました。

今回、松本マラソンの記事を書こうと思った理由は、シンプルに「とてもいい大会だった」ので、その感想をシェアしたいと思ったからです。

というのも、松本マラソンと検索すると、アップダウンの多い難コースで完走が難しいというような情報が出ていたりして、正直評判がそこまでよくない大会という印象を持っていました。

たしかに坂はきつかったです。ただそれ以上に充実した良い大会でした。

実際に参加した私が記事を書くことで松本マラソンがもっと盛り上がれば嬉しいなと思っています。

この記事を読むことで、

  • 松本マラソン参加までの流れ
  • 松本マラソン当日の流れ
  • 松本マラソンのコースについての体験談
  • 松本マラソン完走後のご褒美

についての情報が少し分かるのではないかなと思います。

松本マラソン参加までのながれ

まずはエントリーについてです。

2023年の松本マラソンエントリー期間は以下の通りです。

2023年4月29日~8月31日

私は6月23日にエントリーしましたが、抽選等はなくその場で出走権を得ることができました。

今のところ急いでエントリーしなければいけないというような状態ではないみたいです。

ただ今後人気上昇すれば抽選や定員に到達して参加できないというような事になる可能性はありますので、早めにエントリーすることに越したことはないでしょう。

エントリーさえしてしまえば、あとは練習あるのみですね!

松本マラソンは制限時間が六時間で、各ポイントに制限時間が設けられています。各門の制限時間に間に合わないと感想できませんので、しっかりと準備して臨む必要があります。

目安ですが、1キロをおよそ8分半で走るペースが制限時間の六時間に近いペースになりますので、完走できるか不安な方は一度このペースで数キロ走ってみるのも良いかも知れません。

参加までの流れに話を戻しますが、エントリーさえしてしまえば、それ以外の受付は特になく、大会当日に必要なゼッケンや手荷物預け用の袋等が郵送で送られてきます。

エントリーの際、しっかりと荷物を受け取れる場所に住所を登録しておく必要がありますね。引っ越しなどされた方は住所変更等の手続きを忘れないようにしなければいけません。

他のマラソン大会等では大会の前日に別途受付会場に行く必要があるなど、前入りの必要があったりするので、松本マラソンはその点の煩わしさがないところも個人的には嬉しい点でした。

マラソン当日スタート地点へ

当日、車で会場に向かう際は事前に決められた駐車場に向かい、そこからシャトルバスでスタート会場に連れて行ってくれます。 ここで注意するべきは、エントリー申し込みの際に、駐車場の要否が問われますので、車で向かう際はエントリーの際にしっかりその旨を登録しておく必要があります。※後からの変更はできないかも知れません。

公共交通機関の場合、松本駅からスタート会場まで送迎バス(無料)が出ています。スタート会場まで松本駅周辺から5km程あるので、ウォーミングアップがてら歩くというのは少しハードそうです。なるべく体力は使いたくないですからね笑

7時頃にスタート会場に到着。 今回は何も考えずに着いてすぐのタイミングでお手洗いを済ませましたが、これがナイスでした。7時30分頃になると、会場周辺の人の数もかなり増え、トイレは大行列。出走時間が迫る中、お手洗いのために行列に並ぶのはなかなか大変です。できれば早く会場入りして、なるべく早くお手洗いを済ませるのがいいなと思います。

お手洗いを済ませてから、更衣室などで支度・準備体操をします。更衣室として体育館を利用させていただけるので、ありがたいです。というのも、私が参加した日は、前の週まで季節外れの暑さで夏日になっていたにも関わらず、急に寒くなり、午前7時の気温は3度でした。急激な気温変化に身体がついていけません。体育館暖かかった。笑

スタートは8時15分、スタートブロックへの整列は8時00分、そして手荷物預かりの締め切りが7時50分です。手荷物預かり場所は更衣室からすぐ近くにあったので、私は寒さをしのぐためにもぎりぎりまで体育館にいました。

私は、走るときはどうしても半袖半パンの最低限の格好で臨みたいので、スタートまでの待ち時間でいかに耐えるかがとても重要になります。今回はスタート会場、更衣室、手荷物預かり場所がいずれも近くてとても助かりました。

手荷物を預けてからスタートするまでの10分間で再度ウォーミングアップをしました。どちらかというと身体を冷やさないようにするためですが。。。笑

そして8時までに整列。いよいよスタートです!

号砲!松本マラソンスタート!

スタートして最初は松本市街地に向かって走りまじめます。最初は若干の下り坂でスピードを出してしまいがちです。しかし、ここは我慢。アップダウンが激しいコースなので、最初の飛ばしすぎには注意し、自分で決めたペースで入るように心がけました。

4km程で松本城の側をぐるっと走ったり、見所満載なので、観光しに来たくらいの楽な気持ちでゆっくりと走りました。この序盤の抑えた走りが後半に活きたように思います。

最大の難所|赤木山エリア

川沿いをゆっくり上ってまた下り、10kmを過ぎました。15km地点からの難所が待っているので、ここでもペースは抑えます。ここから南向きに進路を変えるのですが、この日は南風でした。向かい風に逆らうのもやめ、さらに脱力して走りました。笑

15km過ぎからいよいよ登りが始まります。実は松本マラソン、15km~20kmの区間を最も早く走った人には山の神賞があるそうです。ゲストランナーとしも3代目山の神と称された神野大地さんがいらっしゃったくらいです。名物コースなんですね。笑 ランナー泣かせですが、面白いなと思いました。

急な坂を上り終えた随所には峠の茶屋と呼ばれる給水給食コーナーがあります。給水をしっかり取り、地元の名菓や信州リンゴ、バナナなどもいただきました!あのお菓子めっちゃおいしかったけど、どこで買えるのかな。。。笑

そんなこんなで上り坂でも食べ物を楽しみながら走っていたら、あっという間に20km到達、そしてこのコースの最高標高地点にも着きました!この瞬間、めっちゃ嬉しいです笑

ただそんな喜びもつかの間、ここからの下り坂つづら折りのコースがとても足に堪えます。ここもオーバーペース注意ですね。我慢しました。

下りきるとそこから広大な山々の景色と、だだっ広い田畑の中をひたすら走ります。ここからがきつい。ただ、前半で抑えて走ったことで体力はまだしっかり残っていました。しかも難所を終えたという精神的な安堵も重なり、とても気持ちよく後半に入れました。

レース後半ゴールへ!|信州スカイパークエリア

徐々にペースアップした私は、諦めていた3時間半のペースメーカーが見えるようになり、ますます活力が沸いてきました。とうとう30km地点で3.5のペース集団に追いつきました。ここから皆さんと一緒にゴールを目指します。

35km地点からは松本空港のそばを走ります。緩やかに上ったり下ったり、相変わらずアップダウンが激しいですが、ペースを変えずに走れた事で、最後まで行けそうな気がしてきました。

37km地点、私は決心します。3時間半のペースメーカーの前に出ました。残り5kmでスパートをかけます。ただこれが茨の道でした。残り2km程から、また最後に少し上りになるんです。最後はもう気力で、なんとか走りきりました。最後にも上りが待っていることを忘れずに、自分の体力と相談して頑張りすぎないことが大事かなと思いました。

いよいよゴールです! やまびこドームの周りにはたくさんの人が盛り上げてくれていて、最後はすごく気持ちよく走り切れました!

マラソンはこの瞬間がたまらない。テレビで駅伝やマラソンを見ている時に見るようなゴールの瞬間のテープをきるところや、ゴール周辺の沿道で応援してくれる人達に囲まれて走れること。普通ならアスリートしか感じれないような体験を味わえるこの瞬間が私は大好きです。

この瞬間の高揚感と達成感があるから、マラソンはやめられないのです。

ゴール!完走者に待っていたご褒美とは?

ゴールすると、ボランティアの子供達が、タオルや完走メダル、水やスポーツドリンク、バナナなどを渡してくれます。お疲れ様でしたーって笑顔で言ってくれる子供達に癒やされます。

預けていた手荷物を受け取り、(スタート地点で預けてゴール地点まで運んでくれます。)更衣室で着替えを済ませます。そして帰ろうかなと思ったとき、給食コーナーがありました!

レース途中の給食はそこまで多く食べれませんでしたので、とても嬉しい気持ちになりました。信州リンゴ・おやき・山賊焼き・信州そばなど、信州のおいしい食べ物オールスターズですね。笑

泣く泣く見送った食べ物達を、ゴール地点でゆっくりと味わう、この上ない幸せでした。おいしい物を食べると疲れが吹っ飛びます。

他のレースでここまでゴール地点のサービスが充実しているのはなかなかないことではないでしょうか。これも松本マラソンの一つの魅力だなと感じました。

まとめ

松本マラソンは、いい意味で予想外れのとてもいい大会でした。コースも難しいコースではあるものの、それ以上に松本の魅力が詰め込まれている大会だと感じました。

色んな大会に参加したいとは考えていますが、またいつか松本マラソンに参加したいと心から思います。

次は「山の神賞」目指して?笑

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

またいろんなマラソン大会に参加して、どんどんマラソンを発信していこうと思うので、のぞきに来ていただけたら嬉しいです。

ありがとうございました。

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