【体験記】陸上未経験の20代サラリーマンがサブ3を本気で目指した1年間の記録

サブ3を目指す社会人ランナーの1年間の挑戦 マラソン

2025年10月26日(本記事執筆)

陸上未経験の20代サラリーマンが「サブ3(3時間切り)」を本気で目指した1年間の記録です。

2024年のみえ松阪マラソンで3時間14分を記録してから、目標をサブ3に設定。大阪マラソンでの失敗や、夏のトレランでの成長を経て、来週いよいよ下関海響マラソンに挑みます。

可能性を感じた「みえ松阪マラソン」

2024年12月

今でこそ「サブ3が目標です」と言えるようになりましたが、1年前まではこんなこと言うのも恥ずかしいくらいの実力でした。

それまでのPBは3時間26分で、ずっと目標にしていたサブ3.5を達成した直後でした。

特に目標を設定せず楽しく走ろうと思っていたみえ松阪マラソンでは、PBを10分以上更新する3時間14分でのフィニッシュ。

この時初めて「サブ3」と言う目標が現実味を帯びてきました。

玉砕した「大阪マラソン」

2025年2月

それから2ヶ月後に控えていた大阪マラソンでは「サブ3目標」としました。

期間が短く無理があるとも思いましたが、この時はやる気がみなぎっておりました。

それまでの月間走行距離は、よく走った月でも100km程度でしたが、200km程度に倍増。

サブ3は4”15/kmのペースで走る必要がありますが、ジョグで4”30/kmくらいのペースが限界でしたので、やはりちょっと厳しいかなという感触でした。

しかし当日はとても調子が良く、4”10/kmくらいのペースで刻むことができました。ハーフ地点では1分以上の貯金があり、30km地点まで余裕を持って走れていました。

このままいけばサブ3いける!

そう気持ちが昂ったところ、31km地点あたりの登り坂を超えたあたりから急に体の異変を感じました。エネルギー切れでした。

身体が思うように動かない。徐々にペースが落ちます。

この日は気温も相当低く、35km地点付近では雪が降り始め、私は完全に低体温症に陥っていました。相当な強度で走っているのに心拍数が普段の60%に落ち込んでいました。

気づけば急失速。ふらふらになりながらゴールへ。時計を見ると3時間4分。自己ベストではありましたが、サブ3の壁は想像以上に高いと痛感しました。

今思えば、完全に練習不足です。月間100kmランナーが少し重点的な練習を入れたくらいでサブ3達成できるわけがない。

この時に達成しなくてよかったと今は思います。サブ3はそんなに甘くない。

トレランに興じたオフシーズン

2025年4月~8月

大阪マラソンで撃沈した私は、秋シーズンまで目標を持ち越しました。

ただ闘志は燃えたままだったので、絶対次こそはサブ3達成すると心に誓いました。

とはいえ、目標のレースが遠いとどうしてもモチベーションの維持が難しいです。

そこで私は山を走る競技、トレイルランの大会にどんどん申し込みました。4月から8月までの間に計4つの大会を完走しました。トレランについてはまた別の記事にしたいと思います。

楽しむことに重きを置いて走っていたトレランですが、思いがけず、これが夏場のいい練習になったなーと思います。

出場した大会の距離は21km、36km、48km、27kmでした。

マラソンとは違って山を走るのでペースももちろん下がりますが、結果として長い時間継続して走り続ける基礎構築練習になりました。

最長の48kmの大会では5時間続けて走ったことになるので、マラソン以上の距離を夏場に走れたのは大きかったですね。

今年最後のトレラン大会を走ったのは8月2日、まさに下関海響マラソンのちょうど3ヶ月前です。

いよいよマラソンに向けての練習再開です。

暑すぎ!距離が伸びない

2025年8月~9月

8月はお盆休みもあるので、走行距離を積み上げたいなと思っていました。

しかし、暑過ぎて思うように走れません。

20kmくらい走りたいと意気込んだ日も、熱中症気味になり15kmくらいで撃沈。マラソンペース練習では5kmも持たない。かなり自信を失いました。

自分の走力が落ちているように、どうしても感じてしまいます。

結局8月の走行距離は181kmで、200kmにも達することができませんでした。9月に入っても猛暑が続き、同じように距離が伸びませんでした。

この時は、サブ3は無理かなーとかなりネガティブな気持ちになっていました。

夏の下積みが実を結ぶ秋

2025年9月~10月

ただ9月20日頃でしょうか、秋らしく朝晩が涼しい気候になり始めます。

すると、これまでのランニングとは全く違う感覚で走れるようになりました。

ジョグのペースも自然と速くなり、距離も踏めるようになりました。

9月下旬の急激な巻き返しにより、月間走行距離は261kmとなり、人生で初めて250kmを超えました。

その勢いのまま10月も距離を踏みます。前半の2週間だけで200km以上走りました。

この時少し右膝が痛くなり不安もありましたが、銭湯に通ってマッサージ&アイシングを継続して今では気にならない程度まで回復しました。

いよいよ下関海響マラソンの2週間前に迫った先週10月19日には、仕上げのサブ3ペース30kmを走り、余裕を持って終わる事ができました。

もちろん、この後の12kmが勝負なので、まだわかりませんが、明らかに大阪マラソンの時とは違う、自分の成長をを実感しております。

いよいよ力試しの時!

そんなこんなで、いよいよ来週に迫りました、下関海響マラソン2025!

この1年間の取り組みがどういった結果に繋がるのか、今からとてもワクワクしています。

ただ、どんな結果になろうと、私はこの1年間でやってきた練習が無駄にはならないと確信しています。

なぜなら、ここまでの過程が楽し過ぎて、既に幸せだからです。

一緒に走ってくれたランニングサークルの仲間をはじめ、普段は会えない日本各地のランニング仲間の方々と、日々ワイワイ話しながら、切磋琢磨しながら走った一つ一つの瞬間が宝物です。

来週はそんな日々に感謝しながら走りたいと思います。

結果はどうあれ、この1年の挑戦が、きっと次の一歩へとつながると信じています。

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